アキレス腱という名前はギリシャ神話に由来する

アキレス腱は、足首の後ろ、ふくろはぎの中央あたりから踵のすぐ上あたりの部分にある人体中最大の腱で、長さは15センチくらいです。

この腱の名前はギリシャ神話の英雄の1人アキレウスに由来します。

アキレウスはプティア王ぺレウスと海の女神テティスの子で、トロイア戦争でギリシャ軍中もっとも活躍しました。

テティスはアキレウスの不死身を願い、幼いアキレウスの全身を冥界の川に浸しますが、母親が手でつかんでいた踵だけが水につからずに生身で残ってしまいました。

アキレウスはトロイア戦争で大活躍しますが、トロイア王子パリスに唯一の弱点である踵を矢で射抜かれ死んでしまいます。

この伝説にちなんでアキレス腱という名前になり、致命的な弱点の意味でも使われるようになったといいます。

いっぽう、向こう脛とは一般的に膝からくるぶしまでの脛の前面部分のことです。

「義経記」に登場する武蔵坊弁慶は、源義経に最後まで仕えて活躍したとされる僧兵です。

父親は関白藤原道長の子孫である熊野別当弁正、母親は二位大納言の娘で、高貴な血統の持ち主でした。

弁慶は日本一の豪傑だったともいわれますが、彼でも蹴られたら痛がって泣くことから、向こう脛のことを弁慶の泣き所と呼び、弱点や急所にたとえられます。