3つの国境未定地

日本には外国との国境が確定していないところがあります。

日本の領土でありながら、外国と領有権をめぐる紛争をしているのです。

すなわち北方領土と竹島、尖閣諸島の3か所で、日本の実効的な支配が難しかったり、外国が領有権を主張していたりするのです。

択捉島、国後島、色丹島、歯舞諸島からなる北方領土は総面積4996平方キロメートルもあり、これだけ広い地域がロシアに占領されたままです。

北方領土問題は、第二次世界大戦後のサンフランシスコ講和条約において日本の領土処分をめぐり解釈の相違があったことによるものです。

日本は南樺太や千島列島を放棄しましたが、国後や択捉は日本固有の領土だと主張、ロシア側は、北方領土は日本が放棄した千島列島の一部で千島列島に含まれると言い、食い違っているのです。

竹島は日本本土と韓国のほぼ中間に位置する無人島で、島自体には資産価値がないのですが周辺海域が好漁場となっていて非常に価値が高く、帰属をめぐって韓国との間で争われています。

尖閣諸島は沖縄本島の西方に浮かぶ無人島群で、近年になって周辺の大陸棚に石油など豊富な海底資源が埋蔵されていることがわかったとたん、中国や台湾が領有権を主張するようになったのです。